2005年07月21日

死ぬまでにしたい10のこと

ten.jpg”my life without me” なんてこと考えたことありますか?

映画を観たあと、体の感覚を確かめるためにシャワーを浴びました。

体にまとわりつく汗の残りを洗い落とし、人肌に温まった湯に身を投じると、現実がオブラートに包まれたように、思考の中に埋没してしまう不思議な感覚が生じます。

そして、体に適度な刺激が加わったせいか、全身の細胞が息を吹き返したように活動しはじめる感覚も…

 この相反する肉体と心の感覚が、思考までリラックスさせてくれます。

 
死を宣告された後、彼女がしたいと思って選んだことは、人ができる最も本質的なことばかりでした。彼女が書いたノートには、そんな10のこと が記されたのです。

具体的なノートの中身は映画のストーリーに譲るとして、
その本質的な事とは・・・

○深く愛すること
○深く愛されること
○魂の声に逆らわないこと
○演じること(おもんばかること)
○体で感じること



人間、色んなものを削ぎ落として、生まれたままの姿に戻ったら何ができるのか
衣装も、住まいも、嗜好も、高価な食べ物も、明かりも、あらゆる文明文化の産物を排除していった時、肉体を保持する活動以外は、先に挙げたことしか出来ないのです。

生きることは、死を見つめると分かるといいますが、そういわれても何を見つめればよいのか分からなくなってしまうものです。

ただ、人という存在そのものだけで出来ることは何かと問われたら、これしか出来ないと思うんです。

そして、自分が置かれた環境の中で、それをするにはどうしたらよいか考え、全うすることが、生きることそしえて人としての本来の至福を感じること ではないかとも思えます。
なぜなら、本来備わってるものを存分に活かすことが命を与えられたものの宿命だとも言えるから…


冒頭のシーンに、主人公が全身で雨を感じ、裸足で大地を感じ、生命の息吹を感じるシーンがあります。また、シーンの中には家族や夫や彼と体で触れ合うシーンがあります。当たり前の事ですが、人がひとであることの大きな特徴のひとつは、肉体がある事。この肉体で自然や、生命の息吹や、愛するひと達の体の温もりを感じることは、生きてる証なのです。

彼女は、
家族に愛される事より愛することに徹し、彼らが幸福であることを願って行動しました。

彼女は、
ある人に深く愛されました。

彼女は、
演ずる必要の無いところでは、(心から湧き出す)魂の声を発しました。

彼女は、
自分を送ることになる人達の素敵な記憶として残るように、自分を演じきりました。


彼女は、
限られた余命という、短い時間の中でしたが、
死ぬまでにしたい10のこと に徹し、葛藤と闘ったのだと思います。
そして、彼女なりに想いを果たせたのだと願ってやみません。

”my life without me”

この映画から、良いキーワードを頂きました。


思ったことをつらつらと書いただけなので、
後から読み返すと恥ずかしくなるかもしれませんが、悪しからず。。。です。
(と言いつつ記事を書いてから一日経って、多他修正しました 汗)

あとがき

この映画を観るときは、自分の倫理観に固執しないで大きな愛情を持って観る必要がありそうです。そうすれば監督がこの映画で語りたかったことが、よく見えてくるような気がします。






posted by J.T. at 07:29| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(2) | 鑑賞した映画2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
J.T.さんこんばんわ。
早速ご覧になったんですね。
率直な?とても素直に感じられた大きな愛情を
もった感想だなあと感じました。

こういった余命宣告の物語をみるといつも思うのは・・主人公は、決してまわりの人たちに告白しないんだけど、自分だったらどうなんだろうって
・・
Posted by masami at 2005年07月22日 01:22
masami さん、こんばんわ。
ブログの効果でしょうね。
思ったことを恥ずかしげもなく言えるのは。
あは。

余命宣言されたらどうしよう…
何人か葛藤してる人と接したことがあります。
きっと、彼らの頑張ってる姿を思い出して
そしてこんな映画のストーリーを思い出して
生きるんだと思いますよ。
Posted by J.T. at 2005年07月22日 22:33
初めまして。絵本の書評をやってます、えほんうるふと申します。
つい先日ブログ仲間から回ってきた映画バトンに答えて、この映画のことを考えました。「過去1年で一番泣いた映画」として紹介したのですが、「生涯で一番泣いた映画」になりそうなぐらい心に残っています。この映画について理解を拒否する人もいる一方で、深く共感してくれる人もいることを信じてネットをうろうろしたあげく、ここへ辿り着きました。私の言いたかったことを素晴らしく明確に書いて下さっていて、とても嬉しくなりました。
他のエントリーもちらっと拝見させて頂きましたが、映画に関して感性が近いものがあるかもしれません。また遊びに来ます。

余談ですが、私もseesaaユーザーです。秋になったので近々このスキンに模様替えしようと思ったのですが、思いとどまりました(笑)
Posted by えほんうるふ at 2005年10月09日 16:28
えほんうるふさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
こちらこそ、
私の感想に共感していただけて、ほんと嬉しくなりました♪
えほんうるふさんのブログを拝見させていただきましたが、
とてもユニークな書評ですね。
絵本の発するメッセージ性の強さは常々感じてるんですよ。
こちからも訪ねさせていただきます。

あ、それから・・・
ブログのデザインお先に頂きました(笑)
Posted by J.T. at 2005年10月09日 18:22
こんにちは。

Jugemのトラバから飛んできたら、seesaaだった(笑)。まっ、細かいことはいいや。

エントリーされていた数あるブログの中でクリックしたい気にさせられました。

私はこの映画を友人宅でDVDで観ました。
それぞれに想いがあったと思います。

「自分の倫理観に固執しない」で観るというJ.T.さんの表現がいいなと思いました。
Posted by Kay at 2005年11月23日 12:50
Kayさん、はじめまして。

ほんと、この映画の面白いところは、
見た人の感想に
それぞれの”いま”の生き方や考え方が反映するところかもしれませんね。

きっと、数年後にでも見たら、
感想がガラッと変わるんでしょうねー
死ぬまでにしたい10のことも・・・
Posted by J.T. at 2005年11月26日 09:47
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