
劇場でこの作品を見たときは、宮崎作品としての良し悪しや、興行成績だのが取りざたされて、一観客としてみる側にあっても業界人のような見方をしてしまいましたからね(笑)
と、言うことで今日は、購入したDVDを改めてみてみました。
劇場では1度しかみてませんので2度目になります。
うーん、やっとストーリー全体が理解できたってかんじです(笑)やはり細かいことがよくわかりますよね。
ただ、原作は読んでませんのであくまで映画としての内容ですが・・・

え?なんで「家族」なの?って思われるかもしれませんが…
ハウルとソフィーの絆が核にあって、その二人が孤独なみんなを引き寄せるってところでしょうか。もちろんどこにも血の繋がりが無いのにそれを家族というの?っていう疑問もあるでしょうけど、家族って最も強い絆を核としたパワーが生み出す絆のつらなりなんだと思うんですよね。
普通の家族は「夫婦という絆」が核で、子供達はそのパワーの中で連なってゆく・・・兄弟の絆などはそのパワーの庇護のもとで育まれてゆくものなのかもしれません。もちろん片親であったとしても親と祖父母、親と子の絆が核であることを考えれば例外ではないのだと思います。コールドマウンテンなども、戦場からもどる彼をひたすら待ち続けたエイダと彼女の生活を支えてきたルビーが核となった、戦中の他人同士の家族像を浮かび上がらせましたが、絆で結ばれたもっとも小さな人の集まりは、やはり家族なんですよね。
別に家族の話をするつもりではなかったのですが (汗)
ハウルの戦いそのものは中心に描かれてるわけでもないし(原作では戦いもないとか?)
きっと、人も魔法使いも動物も関係なく描きたいものがあったのだと思うんです。
とにもかくにも、
ハウルの”動く城”は、火の悪魔こと

ソフィーが来るまでは、カルシファーはハウルとの約束のみでそこにいましたが。。。あるときを境に、そのカルシファーは、ハウルとソフィーの絆の象徴となりました。その彼が・・・つまり絆がなくなってしまうと”動く城”は崩れてしまうというのが、なんとも家族を象徴してるようだと思うのは私だけでしょうかね。
アイコンはハウルの歩く城同盟より。
公式HP
スタジオジブリ
はじめはまったくの他人同士がだんだんと一つの家族になっていく姿がとてもよかったです。
何度も観たくなる作品です。
そうですね。
原作者は、この作品のテーマを
「愛があれば何でも乗越えられること」と
語っていましたが、
その愛が周りも幸せにしてゆくところがまた素敵でよね。